ご無沙汰しておりヤス。与太郎デス。
アノネ、こ前、アタイがブログの旦那ん家に「エンニオ モリコーネ」の原稿
届けに行った時、旦那、アタイの隣座って、夢中でツバ飛ばして、『コロナ新型ウィルス』の話、シヤシタ。
エッ?『ツバ』飛んだら危ない?『ソーシャルデスタンス』知らないノかッテ?
デヘッ、それが、大丈夫ナンス!
アノネ、アタイも最初旦那の姿見た時は、ビックリしました。
旦那ね、頭にスッポリ、『透明ビニール袋』被ってヤシタ。
旦那コウ言いヤス。
「オゥ、与太の兄さんョ、コイツ(透明ビニール袋)は『マスク』なんざヨリ、役者が
二枚も三枚も上ダゼ!考えても見ナァ、『コロナ新型ウィルス』ッテのは、『鼻の穴』、
『口の穴』、それと『目ん玉』から入るんダロ?コイツ(透明ビニール袋)被ってリャ
全部ほぼ100%シャットアウトだぜ!ざまぁ見やがれッテンだ!比べて『マスク』はドーでぇ?
『鼻』周り、『口』周りは、隙ダラケ!そもそもメッシュで次元が違う!まして、『目ん玉』は、無防備だぜ!」
アタイ、勿論『マスク』してタンだけど、ココまで言うと、旦那、その上からアタイの頭に、
『透明ビニール袋』を被らせチャッタ!
「ドーデー、コレで、お前さんは、オイラ以上の一丁前デェ!ソレとヨゥ、お前さん、
『コロナ新型ウィルス』の『接触感染』って知ってるカイ?」
「アタイ、良く知らない。」
「ソーだろぅヨー。お前さんが被っテル、『透明ビニール袋』、コイツは『接触感染』ニャー、キッチリ100%シャットアウトだぜ!ざまぁ見ゃがれッテンダ!
エッ?どうしてかッテ?
ヨシヨシ、これから話すから、よーく聞いてな!
あのなァ、家の外、家の中、ありとあらゆる物に『コロナ新型ウィルス』が引っ付いテル
可能性が有るダロ?。だけど、コイツ等を、全部消毒スルなんざ、出来る訳ネェー!
第一、消毒スルにも、肝心な消毒用アルコールが完全品切れジャ、話に成らネェー!
けど、チョットでも触れば、オイラの手に『ウィルス』が乗り移って来る。ジャ、ドーする?」
「アッ!アタイ、知ってる!よーく『手を洗う』!正解ダヨネ?」
「不正解!答えは、もっと簡単!ソレじゃぁ答え!
『手を顔に、特に、『鼻の穴』、『口』、『目ん玉』に近付けるな!』コレだけ!
近付くダケでダメなんだから、触ったりシチャ絶対にダメ!
コレさえ守れば、手を洗う必要は、全く無いハズだっ!
けどネェー、コレが実際は、極めて難しいンダ!
オイラなんか、しょっちゅう、顔や頭のドッカ(何処か)、(髪、眉、髭、額、頬、顎、『鼻』、『口』、)触ったり、掻いたりシチャってる。花粉症で『目ん玉』、指でゴシゴシしちゃう!
だから、感染シチャう。
こりゃ絶対ダメだぁー!ジャ、ドーする?『マスク』するッテか?
オイラも『マスク』するケド、結構、あちこち触った手で、『マスク』上からイジっチャう。
それに、『マスク』って、『目ん玉』は無防備ダロ?こりゃダメだぁ!
ジャー、ドーするノ?
そんで、『透明ビニール袋』様の出番だ!コイツ被ってリャ、『ウィルス』だらけの手で
顔中どこ触ろうと、引っ叩こうと、ヘッチャラでぇー!
コレで、『飛沫感染』も『接触感染』も五重丸でシャットアウトだぜ!ざまぁ見ろッテンダ!
なー!良ーく、解ったヨナ!与太郎の兄さんョ!」
ココまで話すと、ブログの旦那、手伸ばしてビニール袋の上から、アタイの頭、ゴシゴシして
更にツバ飛ばして、『コロナ新型ウィルス』の大きさとか、感染のもっと詳しい話を、
アタイにも解る様に、『ドラえもんのお話し』にして、ひとしきり、話してくれマシタ。
ケドも、旦那の『ドラえもん』、キャラが今イチで、チョット違和感ありヤシタ。
ソコは旦那も、自覚してるミタイで、
「与太の兄さんョ。オイラ、『ドラえもん』余し良く知らネェーんダ。
ケンド、お前さん、映画も見て知ってんダロ?」
「アイ、アタイ、映画、何本か見てる。旦那よか知ってる。」
てな訳で、アタイには、『ヨタマ作戦』以来の、新たなミッション-インポッシブルが
課せられたノデす。
「おはよう、与太君、君の使命だが、『コロナ新型ウィルス』の世界に『ドラえもん』が
乱入する、『緊急特別劇場版 ドラえもん のび太のコロナ新型ウィルス探検隊』の脚本
を大至急、完成する事に有る!
例によって、君もしくは、君のメンパンが、汚れ腐ろうと、すり切れようと、
当局は一切、関知しないので、早めにチャーンと洗濯するヨーに。
尚、このテープは自動的に消毒スル。って事は、バンドエイドですナ。便利ですネェ。」
ってンで、アタイは『コロナ新型ウィルス』を、旦那から借りてるタブレットで、アチコチ、ググって、調べたンだけど、アタイ、サッパリ、判んネェー。
ブログの旦那も、
「念の為だっ!解んなカッたら、コレ見な!」って、メモ綴り、くれたケド、
あの旦那の字ダヨ!解る以前に『「知恵の輪文字」の解読』ってー、難所が有るョ。
こりゃ困ったナァ-と思いヤシタ。
デモね、その時、遠山の御奉行様の事、思い出しタ。
「ヨタマ作戦」以来、御奉行様、アタイん家や親方ん家、「金さん」の時、タマに
顔を出す。そんデね、
「オゥ、与太朗君、何かオイラに出来る事あったら、遠慮しチャ、駄目ダゼ!
奉行所デモ、オイラん家デモ訪ねトイで!構わネェーよ。」
って、言ってくれマシタ。んデネ、アタイは、御奉行様を思い切り忖度(そんたく)
シヤシて、南町奉行所に、聞きに行く事にシヤシた。
デ、アタイ、今、御奉行所のオ白洲ジャなかった、裏手の小さな座敷にチョコンと
お座りしてオリヤス。お茶とお菓子、ありヤス。デヘッ。
アタイ、裏門から入ったら、丁度、側役人の旦那が居て、目が合っチャった。
「おう、コレは、与太公殿では、ゴザランか!如何した?」
ッテンで、アタイ、訳を話したら、ココに通された。
しばらくスルと、側役人の旦那が又来て、
「与太公殿、遠山様に話した所、この一件、知恵一番の大岡様の方が良かろう、との
仰せでアッタ。後ほど、大岡様がお見えにナルので、しばし待たレヨ。アッ、ソレとな、
オヌシは、大岡様には初対面のハズじゃが、心配無用と遠山様からの言づてジャ。」
んデネ、アタイ、大岡様から話、聞いタンだ。サスガだネェー。
ちっともエバラないし、アタイでも、チャンと判るように、話してクレたョ。
ソレに、アタイと大違い、話に無駄がネェー。10分も掛からネェー。
本当の切れ者、ッてぇのは、こうした御方の事なんだッて、アタイはシビれヤシタ。
んデネ、アタイ、これから、大岡様から聞いた話、するケド、アタイのオムツ、
ジャない、オツムに免じて、間違いヤシタら、御免ナスって、下さいな。」
(何しろ、アタイの耳、まるで猿みたい、ウン?ちょっと違うナ?何ダッケ?
アッ!まるでザルみたい、の評判でヤス。右から左、ほとんど残りヤセン。
スゴイでショ、って、ヤッパ、エバレませんか。ソンでネ、大岡様、アタイに
お話のメモ綴り、くれたンだっ!。親方のオカミさんの字、スゴく綺麗だけど、
大岡様の字も、スゲーや!本当、マチュピチュ、って、インカの遺跡?違うナ、
マツピツ?アッ!タツピツ、達筆だっ!)
デネ、大岡様、最初にコウ言ってた。
「与太郎君、コレは、『コロナ新型ウィルス』との『戦(いくさ)』だ。
『戦(いくさ)』ならば、コレさえ押さえトケば大丈夫!と言う『肝(キモ)』が有る。」
ッテンでネ、えーと、何ダッケ?
アッ!アレアレッ!
『敵のお尻と、自分のお尻、ドッチが辛(カラ)い?』
んっ?大部、違うカナ?
『敵おしり、自分おしり、ハックション、三丁目のアヤちゃん試験に受から無い。』
アレッ?近いヨーナ、遠いヨーナ?
ンっアッ!大岡様のメモ綴り見りゃイイんダヨ!えーと、コレだっ!
『敵を知り、自分を知れば、百戦危うからず。』でした。
『敵』は、『コロナ新型ウィルス』。コレを良ーく、知る!
『自分』は、アタイも含めた、『人間』。コレを良ーく、知る!
ケドね、詳しく知るダケじゃ、ダメなんダッテ!
情報の山の中から、『急所』を突く!コレが羊羹、じゃネェー、肝要なんダッテ!
ソンじゃ、『敵』『コロナ新型ウィルス』のお話しデス。
エッ?前置きが長過ぎるッテ?
アノね、アタイ、オムツじゃネェ、オツムがチョット不足してるンで、短くスルの
無理ッテ、分かったカラ早く始めろッテか?ドーも、スイヤセン。
コロナ新型ウィルスって、とっても小さいンだって!
ブログの旦那も『ドラえもん』の声色で、ミクロンとか何とか、話してタケド、
『ドラえもん』テより、『お姉のジャイアン』見てぇで、アタイ、よく分かりマセン。
ケドね、大岡様の話聞いタラ、ビックリしチャッた!よーく分かりマシタ!
アノネ、大岡様の話ってネ—-、
エッ?「コレじゃ何時もの与太話」だって?
アッ!そうだっ!コレ、『ドラえもん のび太のコロナ新型ウィルス探検隊』
のお話しにスルのデシタよ。デヘッ、アノネ、今回は、大部、出来てヤス!
ソンじゃ、『緊急特別劇場版ドラえもん のび太のコロナ新型ウィルス探検隊』の
始まり、始まりーっ!
のび太 「ネェ、ドラえもん、スゴく怖いンだけど、コレって戦争なの?」
ドラえもん 「エッ?何が戦争だって?」
のび太 「ホラ、さっきもテレビのニュースで、外国の偉い人が言ってたよ。」
ドラえもん 「アーッ、諸外国の首脳が国民や市民に向けた演説の事ね。
『コレは、人類とコロナ新型ウィルスとの戦争デス!この戦場では、一発の
銃声も響かず、一兵の姿も見えマセン。。しかし、敵は、静かに、確実に我々の 社会に広く侵入し、我々の油断を誘うノです—-。』とかネ。」
のび太 「そうデショ。ヤッパ、僕、怖いヨー!」
ドラえもん 「ショーが無いナァー、のび太君は。怖がってバカリじゃダメなんだ!
『戦争』なら、コレさえ守れば大丈夫って『お約束』が、昔から有る!
のび太君は『孫子の兵法』って、まだ習って無いカナ?」
のび太 「『孫子のへーほー』?」
ドラえもん 「ンーッ、まっ、イイや。お約束の一番がコレ!
『敵を知り、自分を知れば、百戦危うからず。』」
のび太 「アーッ、ドッカで、聞いたヨーな気がスル。時代劇?、大河ドラマかな?
ちょっと待ってネ、この意味って、エーと、アッ!そうダ!情報ダ!
敵の情報、姿、形とか、色々な情報を知って、次に、自分の姿形を、インチキせずに に、見詰めて、知っとけバ、100回戦っても、負けない!ッテ事ダヨネ。
例えば、ジャイアンは転んダラ、なかなか起きナイ、それと、母ちゃんにカラきし
ダメ。勉強と宿題も弱点。
で、僕は眼鏡外されるト、何も見えない。勉強と宿題は、同じく弱点。
だったら、ジャイアンが喧嘩仕掛けて来たら、どうすリャ良い?
アッ!ジャイアンの母ちゃんが呼べる場所で喧嘩すれば良いンだ!
そうダっ!ジャイアンの家に逃げ込んデ、ジャイアンの母ちゃんに挨拶して、一緒に 宿題しますッテ言えば、そもそも、喧嘩に成ら無いヤッ!」
ドラえもん 「のび太君にしては、上出来ダネ!
ジャ、『敵』を『コロナ新型ウィルス』
『自分』を『のび太君や僕』として考えて見よう。
だけど、『100回聞くより、1回見れば、すぐ解る!』ッテ言うでショ?
だから、これから、『コロナ新型ウィルス』を見に行こう!」
のび太 「エーっ!『コロナ新型ウィルス』って、ものすごく小さくて、電子の顕微鏡で見る
とか、聞いたヨー?」
ドラえもん 「まぁまぁ、チョット待ってネ—-、アッ、コレコレ!
『コロナ新型ウィルス探検キット!』」
のび太 「エッ?この『魔法の絨毯』みたいナ物、何?コレ、乗れるノ?」
ドラえもん 「エヘヘン、僕とのび太君がコレに乗って、『何処でもドア』の向こう側に
入れば、ソコは、バーチャルな『コロナ新型ウィルス』の世界って訳さ!
ジャ、僕から乗るヨ!」
のび太 「チョット待ってヨ、僕も乗るカラって—-エッ!アッ!イヤだヨー!
アレ何?—-僕とドラえもん、ココに居るヨネ!ジャ、アソコに並んで
立ってる僕とドラえもんは、何なの?誰なの?第一、僕達よりズーッと大きいヨ! エー、怖いヨー!」
ドラえもん 「全く、のび太君は意気地が無いンだから。アレはネェ、本物の僕達だヨ。
コッチの僕達の方が偽物なんだよ。ホラ、勉強机も椅子も、巨人サイズに見えるヨネ。 今、僕達の身長は、本物の丁度2分の1に設定されてルンダ。」
のび太 「嘘だヨー!だって、見えるし、喋れるし、ホラ、ドラえもんのホッペタ
だってツネれるし。」
ドラえもん 「アイタタ!アノネ、のび太君!コレから探検する『コロナ新型ウィルス』の
バーチャル世界じゃ、僕達は『コロナ新型ウィルス』と同じサイズに迄、縮むンだヨ。
いくら僕でも、ソレは、無理なんだ。つまり、コッチの僕達が、本物の僕達の分身、
『アバター』って事ダヨネ。」
のび太 「フーン、やっぱ、ドラえもんッテ、スゴいネェー!
だったら今度、僕の分身、『アバター』に宿題やらせヨーかな?」
ドラえもん 「ンもーっ!のび太君はすぐソレだっ!
ジャ、本当に出発するヨ!『何処でもドア』出してト、ソレじゃ、のび太君、
行くヨ!」
のび太とドラえもんを乗せた『魔法の絨毯』は、アッという間に『何処でもドア』の向こう側に吸い込まれ、バタンとドアは閉まった!
部屋に残っている、本物ののび太とドラえもんは、息を呑んで、『何処でもドア』を見詰めている。
「本当に行ったネェー!」
「アア、本当に行っチャッたネェー!」
「大丈夫かな?」
「大丈夫だヨ、キット。」
コチラは、何処でもドアの向こう側。
コロナ新型ウィルス探検キットの魔法の絨毯に乗ったのび太が、ドラえもんにギュッとしがみ付いて、何やら叫んでいる!
のび太 「ネェ!ドラえもん!コレって、何なの?僕達、今、落ちテルの?コレから落ちル の?やっぱ、怖いヨーッ!」
ドラえもん 「イテテ!のび太君!そんなにギュッとしがみ付いチャ、痛いヨ!
大丈夫だよ。僕達はネ、落下してるンじゃナイ。ゆっくりと、縮んでるンダヨ。
だから、絶対に大丈夫!10秒で10分の1に縮んデクから、1分チョットで
済むハズ—-エーと、『何でもタイマー』だと—-アッ!もう10秒切るヨ!カウントダウ ン!8,7,6,5,4,3,2,1,0—」
のび太 「—-アレッ?ドラえもん何処—-?エッ?僕、何も見えないヨ!第一、手足の感覚が無 いヨ!僕、どうしチャッたの?イヤだヨー!ドラえもん、早く助けてヨーッ!」
ドラえもん 「アッ!のび太君ゴメンゴメン。スイッチ、一回飛ばして押しチャッた。
エーと、『ウィルスと同じサイズに縮んだら最初に入れるスイッチ』は、やっぱ 隣のコッチだっ!スイッチ、オン!のび太君、コレで元通りになるヨ。」
五感が元に戻ったのび太、キョトンとして、まだ魔法の絨毯に独りで座っている。
ドラえもんは、絨毯から数メートル先で、何やら大きなリモコン操作の最中である。
のび太 「アーッびっくりシタ!ネェ、ドラえもん、僕どう成っチャッたの?」
ドラえもん 「本当にゴメン!間違って、先にのび太君にコロナ新型ウィルスに
成って貰っチャッたんだ。」
のび太 「エーっ!僕、さっき迄、コロナ新型ウィルスに成ってタノ?
本当?コレって、怖いッテよりも、不思議感の方が強いヨーな気がするョ。
スリルとサスペンスでゾクゾクしチャウよ!」
ドラえもん 「アリャマ!のび太君は、アバターの方が度胸が有るんダ!
アノネ、のび太君、『敵』を知るには、『敵』の立場に立って、出来れば
『敵そのもの』に成って見るのが一番早いンダヨネ。
だから、最初に『コロナ新型ウィルス』の姿形を知ってカラ、次にのび太君に
『コロナ新型ウィルス』に成って貰うツモリが、順番、間違えチャッた。
じゃあ、実物大の『コロナ新型ウィルス』、今、ココに出すカラね。チョット待って ネ。」
ドラえもんが、大きなリモコンの仕上げの操作を終えた。すると—-
ドラえもんの隣の空間に、ホログラムと言うより、見えない3Dプリンターが
急速に、丁度ドラえもん位の大きさの球体を、実体化しつつ有った—-。
のび太 「ド、ド、ドラえもん!コ、コレって、『コロナ新型ウィルス』なの?
お、大きさ、丁度ドラえもんと同じダヨネ!」
ドラえもん 「のび太君、まず、落ち着こう!最初の僕の説明、忘れチャだめデショ。
僕達の方が、『コロナ新型ウィルス』の大きさ迄、縮んだカラ、大きさ同じで
当たり前ダヨネ。じゃあ、どの位、縮んだと思う?後で聞いてびっくりするヨ。
ソレはトモカク、まず、コレが『コロナ新型ウィルス』のバーチャルなサンプル
です!」
のび太 「ウワァー!コレ、すごいネェ!真ん丸ダヨネ!表面、丸や円盤の突起が一杯ダョ!
固そうな殻で出来てるミタイ!触って見よット!だけど、ちっとも動かナイよ?
サンプルだからナノ?本物は動くの?」
ドラえもん 「のび太君のアバターは、本物より冷静で賢くて、びっくりダョ!
アノネ、のび太君。円盤の突起が、『王冠』に見えるカラ、『コロナ』ウィルスって
名前ナンダ。本物も動かナイよ。」
のび太 「エッ?動かナイの?じゃあ、『ウイルス』って、まるで機械みたいダョ!
とても生きてる様には、見えないヨネ!」
ドラえもん 「その通り!『ウイルス』は生物とも、生物では無いとも言われているンダ!
ヤッパ、のび太君のアバターは、偉い!本物とチェンジしたい!」
のび太 「エーっ!『ウイルス』って生物じゃあ無いノ?
だって、『ウイルス』って増えるヨネ!
人の躰の中で増えて、悪さして、病気にかかったり、移したりしチャウんダヨネ!
本当に生物じゃ無いノ?中身より見た目なの?」
ドラえもん 「そう、見た目なのッテ、違う違う、中身と見た目で、意見が分かれるンダヨ。
のび太君の言う通り、『ウイルス』は、空気中じゃあ増えナイ。お餅の表面でも、
増えナイ。自分じゃ動かナイ。食べない。息しない。ソレで、生物じゃあナイって考 える人がいる。 (青カビなんか、お餅で、いくらでも増えるヨネ。)
だけど、人の躰の中(正しくは、寄生してる宿主)でダケ、増える。ソレで、生物だッテ
考える人もいるンダ。
だから、『ウイルス』は『死ぬ』ンじゃナイ、『壊れる』ッテ言う人もいるし、
同じく、『ウイルス』は『殺す』ンじゃナイ、『壊す』ンだッテ言う人もいる。
それじゃあ、今、僕と同じ大きさに見えてるコロナ新型ウィルスの、実際の
大きさ、のび太君、知ってる?」
のび太 「だからサー、普通の顕微鏡じゃ見えナイ位、スゴーく小さいンデショ?」
ドラえもん 「のび太君にシチャ、まあまあダネ。数字だとコウだよ。
1mmの1000分の1の更に10分の1。つまり1μm(ミクロン)の10分の1。
0,1μm(ミクロン)。
のび太君、この大きさ、サッパリ分かんないデショ?」
のび太 「ひどい事言うナ、ドラえもんは。僕だって、ミクロン位、聞いた事有るョ。
確か、ミクロメートルとかも、同じダヨネ。でも、本当、サッパリ想像出来ナイ
よ。」
ドラえもん 「エヘヘッ、ゴメンのび太君。数字ダケの知識って、イイカゲンだからネ。
その点、アバターの、のび太君は正直で大変ヨロシイ!
それじゃあ、コレから、10分の1ミクロンの大きさの世界を、のび太君の眼で
確かめてモラウよ!
サテと、のび太君は、僕の身長、分かるよネ。」
のび太 「そりゃ、知ってるョ。1m29cmダヨネ!」
ドラえもん 「正解!さすが、のび太君だョ。その身長の僕達が、随分と縮んじゃッテ、
0.1ミクロンのコロナ新型ウィルスと同じに成ってるヨネ。
ところで、『何処でもドア』の向こう側には、今も、縮んでない巨人の
『本物の僕達』が居るヨネ。
その姿を、今から向こうに映し出すカラ、ビックリしちゃ、ダメだよ!
サァ、映すよ!」
のび太とドラえもんの佇む空間の彼方に、視野を覆う極めて巨大な何物かが、うっすらと
姿を現し始めた—-。
のび太 「エッエーっ!ド、ドラえもん!あれ、『本物のドラえもん』なのッ?
巨大過ぎて霞んで見えるョ!」
ドラえもん 「その通り!じゃ次に、『本物の僕の姿』の隣に『同じ位の大きさの物』の映像 を並ベて見るから、ハッキリ映る前に、ソレが何か当ててネ!」
のび太 「じゃ、東京スカイツリー!」
ドラえもん 「全然、小っちゃい!」
のび太 「じゃァ、富士山!」
ドラえもん 「まだまだ、小っちゃい!じゃ、ヒント。真ん丸。
ホラ、うっすら、形が浮かんで来ちゃうョ—-。」
のび太 「エーッ!コッ、コレって、地、地球だよネ!嘘でショ?地球なのッ?!」
ドラえもん 「のび太君、クールダウン、クールダウン。地球だよ。
つまり、僕達が『コロナ新型ウィルス』に成ったら、本物の僕やのび太君の身長だ と、丁度、地球の大きさ位に見えるンダ。」
(簡単答え合わせ) ドラえもんの身長約1m(1000mm)が0.1ミクロンに縮んだ。
(1000分の1掛ける1万分の1=1000万分の1に縮んだ。)
0.1ミクロンに成ったドラえもんから見た元のドラえもんは
約1mの1000万倍=1000万m=1万X1000m=1万Kmに見える。
ドラえもんの身長、正確には1.293mなので、1万2930Km。
地球の直径1万2742Kmとホボ同じ。
ドラえもん 「のび太君、僕達にとって、1000万分の1の世界は、想像する事は
難しいヨネ。だったら、その世界に立って見れば解り易いンダ。
1000万分の1に縮んで、コロナ新型ウィルスと同じ大きさに成っチャッたのび太君 が、今見ている『元の僕達の世界』は、丁度1000万倍に成るヨネ。
1000万倍をナメちゃイケないョ。
例えば、『元の世界で1cm』は、このウィルスの世界から見ると、どの位の大きさに
成るでショーか?のび太君!」
のび太 「エーッ?ちょっと待ってョ。1cmの1000万倍だから、エーっ、1000万cm!」
ドラえもん 「モーッ、のび太君、ズルしちゃダメだよ。
1000万cm=1000X(100X100)cm=1000X100X1m=1000mX100=100Km。
間違ってナイよね!
ソレじゃあ、地球大の『本物の僕』の隣に、今度は『本物ののび太君』を映しチャウ よ!」
のび太 「ウワァーッ!ぼっ、僕の本物、デカ過ぎーッ!コッ、コノ世界、オッ、面白過 ぎッ!」
ドラえもん 「ヤッパ、アバターのノビ太君は、何か違うナ?まっ、イイや。
あの本物ノのび太君の鼻の穴、丁度1cm位でショ?て事は?」
のび太 「エーっ!本物の僕の鼻の穴、100Kmも有るの?本当なの?」
ドラえもん 「本当ダヨ。ウィルスは、鼻の穴から出たり入ったりスルよね。
つまり、ウィルスに取って、鼻の穴とは、直径100Kmの巨大洞窟って事サ!」
のび太 「僕の鼻の穴、ジャイアンじゃナイから、もっと小さいヨ。7mmとか8mm位
ダヨ。」
ドラえもん 「おやおや、アバターのノビ太君はヤッパ違うネェ。7mmつまり0.7cmだと
面積では、約半分(0.7X0.7=0.49)に成っチャウから大違いダヨネ。
ソレでも、70Km四方と言うと、千葉県の面積位にナル!
まあ、鼻の穴はソレで良いとして、口は、どうダロー?
のび太君のオチョボ口でも、5cmは有るヨネ。
て事は、本物ノのび太君の口は、今の僕達から見れば、何Km?」
のび太 「1cmで100Kmだから、5cmだと、エーっ、500Kmに成っチャッウよ!」
ドラえもん 「その通り!東京から大阪間の距離に成ルンダ。オチョボ口にしては、
エラく大きな口だっ!この巨大な口の『くしゃみ』1回の中に僕達と同じ大きさの
コロナ新型ウィルスが10万個位入ってるンダ。コレって、少ない?それとも多い?
のび太君はどう思う?」
のび太 「ドラえもん!ソレってサァ、多い、少ないの問題じゃナイと思う。
ソレは、密度の問題ダヨ。
仮に10回くしゃみした時、ウィルスは10万X10回=100万個、
コレが1m立方に全て閉じ込められテルと考えた場合、コウ成るヨネ。
1m立方には、1cm立方の小部屋が100X100X100=100万個出来るヨネ。
つまり、100万個のウィルスは100万個の小部屋に全て納まる。
て事は、ウィルスとウィルスの互いの距離は、1cmに成るヨネ。
ここで大事なのは、ウィルスにとっての1cmの大きさダヨネ。
僕達は今、ウィルスと同じサイズに成っチャッテルから、この1cmは
僕達にとって、ウィルスにとって、100Kmに相等する。
これ以上密には成らないハズのウィルス間の相互の距離が、最短でも
100Km、つまり、“ドラえもんウィルス1号”が東京に居る場合、お隣さんの
“ドラえもんウィルス2号”は、熱海って、離れ過ぎデショ?超過疎ダヨネ!
ウィルスは生物でも無生物でもあるッテ、言うケド、生物だとしたら、
互いの情報交換の方法は何ダロウ?僕達の思いも付かない未知の生理器官が
潜んで居る?無生物だったら、未知のナノテクのロボットで、じゃあ、開発
したのは、誰?そもそも人間?それとも、ナノサイズの異次元の知性体?
だとしたら?目的は何?コレって、答え、有るの?
第一、僕、さっきカラ何言っテルの?」
ドラえもん 「ヤバイ!アバターののび太君、正解し過ぎ!問題見つけ過ぎ!、コリャ普通 じゃナイ! ヤッパ暴走しかけテル!緊急リセットしなくっチャ、ええと—-。」
『アバターのドラえもん』、コメカミに指を当てて、しきりに呟いている。
コレだけで、『本物のドラえもん』に通じるノダ。
ドラえもん 「あっ、『本物の僕』ダヨネ?解ってると思うケド、『アバターのノビ太君』、 真っ当な事、言い過ぎ。暴走しかけテル。ソッチでリセットすれば確実だから、 お願いシマス。
ソレとネ、コッチのアバターのノビ太君、最初から、出来過ぎ見たいダッタけど、
どうしてカナ?エッ?ソーなの?何だ、ソー言う事か!有難うネ。
じゃ、リセットして下さい。」
『本物のドラえもん』、早速『アバターのノビ太』のリセットを行う。
と言っても、『コロナ新型ウィルス探検キット』の緊急リセットボタンを押しナガラ、
「『アバターのノビ太君』をリセットして下さい。」と言うダケ。簡単なのデス。
エッ?『アバターのノビ太君』が暴走した理由?エーっ、コレも簡単なのデス。
エーっ、『アバターのドラえもん』は、『本物のドラえもん』が作りマシタ。
では、『アバターのノビ太』は、誰が作った?そうデス、『ドラえもん』が作ったのデス。
優秀な未来の猫型Aiロボットである『ドラえもん』に集積された『のび太君のデータ』を
使って、『ドラえもん』が作ったのです。ソコには、極めて大量の「希望的観測データ」、
例えば、「ンもーっ、のび太君、もうチョットだけ計算ドリルやればイーのに—-。」とか
「のび太君!『継続は、力』ってカタカナの『カ』じゃナイでショ!漢字の『ちから』でショ!
だからコノ読み仮名は『けいぞくは、か』ジャなくて、『けいぞくは、ちから』でショ!
5分でイイから毎日、漢字ドリルすればイーのに、『継続は力』だから—-。」とか、
こうした「希望的観測データ」の一部が、「必須『のび太君』改善事項㊙ファイル」に紛れ込んで、『アバターのノビ太』作製時に反映してシマッタ—-。
そして、冷静に見れば、大した事ナイが、本物ののび太と比べると、トンでもナク優秀な
『アバターのノビ太』が出来てシマッタのです。
しかし、万一の為の修正プログラムが発動し、優秀過ぎるのび太の修正を図った所、思わぬ
『アバターのノビ太』から反撃を食らったノでした。こんな風に—-。
「ネェ、君は一体、何者?僕が正しく答えようとスルと、決まって邪魔に入るヨネ。」
「イヤ、君は君なりの答え方の枠が有って、ソレから大きく外れると、マズイから—-。」
「何、訳の解らない事、言ってるノ!僕が間違えると、ドラえもんは怒るケド、
正解すれば、褒めてクレルよ。当たり前デショ?ソレを君は何!第一、君は何者か答えてナイ!」
「イヤ、見ての通り、僕は『君の目付役の君』ダヨ。顔も姿も声も、同じデショ?」
「全然、意味分かんナイ!君との情報交換は、頭の中の声ダケ!顔も姿も、僕、見てナイ!」
「イヤ、確かにソーなんダケド、間違いナシに、僕は君ナンダよネ—-、困っチャッタなー。」
「困っチャウのは、僕の方だよ!何がお目付役だよ、お目付役は教育係、先生でも有るハズでしょ?生徒を『間違い』に導こうとスル先生なんて、聞いた事ナイ!まして、僕の先生が僕なんて、あり得ない!コッチからお断りダネ!僕の頭の中から、直ぐに出て行きナサイ!」
「ソ、ソコまで言う?ぼ、僕だって、好きで君に成って『君のお目付役』やってる訳じゃイ。アッソー、今直ぐ、辞めチャウよ。出てキャ良いンダろ!ケドね、『お目付役』ってのは、
『君の制御係』、『安全ブレーキ装置』だっ!たった今、全部停止したから、この後、君に何が起ころうと、君が自分で決めた事!独りで解決して下さい!じゃ、サイナラ!あっかんべーダッ!」
コレじゃ、子供の喧嘩、って、のび太君は子供でしたネ。
てな訳で、『アバターのノビ太』の目付役、安全制御ブレーキがハズれて、暴走が始まりかけたノでした。
でも、事は、至って簡単、『アバターのノビ太』のリセットボタンをポチッで完了でしたが、
ソコは優秀なドラえもん、『お目付役』をチェンジしたのデス。『のび太』vs.『のび太』では、イケマセン!のび太君が絶対服従する、そうデス、『お目付役しずかチャン』で万事解決させマシタ。
(アバターの)ドラえもん 「のび太君、のび太君、気が付いた?僕の事、解る?」
(アバターの)のび太 「うーん、エーと、ココ、コロナ新型ウィルスの世界ダッケ?
アッ、ウィルスの密度、スゴく薄くて、お隣さんが100Kmも離れテルって、
僕が計算したような—-って、この僕が計算したの?!」
ドラえもん 「ウン、チャンとリセットしてるネ。
アノネ、のび太君ネ、君はクシャミした時のウィルス密度を自分で計算してタヨ。
偉いネ。ダケドね、『コロナ新型ウィルス』は空中に単独で露出して居る事は無いン ダ。
ほとんどが、『咳』や『クシャミ』の細かいツバや、『会話』『歌声』それと『息』 の、もっと細かいツバの水滴の中に『コロナ新型ウィルス』は集団で居るんダヨ。
のび太君は、『飛沫感染』て聞いた事有るヨネ?
『咳』や『クシャミ』の細かいツバの水滴を飛沫って言うンダょ。
『会話』、『歌声』、『吐く息』の、もっと細かいツバの水滴を『マイクロ飛沫』と も呼んでるネ。
水滴ッても、ツバや鼻の奥の粘膜が元だから、薄めた糊ミタイな物ダヨ。
だから、サラサラの水の粒じゃナイ。
『飛沫』も『マイクロ飛沫』も、鼻の穴や口の穴から、空気中に、飛び出したり出た りすと、水分はドンドン蒸発して糊の固まりダケが残るヨネ。コレを飛沫の核『飛沫 核』ッテ言うンダ。
アレコレ、言葉で説明するヨリ、コレから現場で、のび太君の眼で見て貰おう!
最初は、『飛沫』からダヨ。」
のび太 「エーッ、ドラえもん、怖いのイヤだよー。怖いの無しの約束ダヨー。」
ドラえもん 「オヤオヤ、リセットし過ぎチャッタみたい。ま、イイや。
アノネ、のび太君、大丈夫!ちっとも怖く無いヨ。コレから本物ののび太君に
『クシャミ』をして、『コロナ新型ウィルス』の潜んで居る『飛沫』を鼻と口から出 して貰う。
その『飛沫』に、僕達が行って見るンダよ。
それじゃ、チョット待ってネ—-。」
ドラえもん、再びコメカミに指を当てて、本物のドラえもんと交信を始めた。
「アッ、『本物の僕』ですヨネ。『アバターのノビ太君』、リセット旨く行ってマス。
コレから、予定通り、『飛沫の臨場体験』に移りますカラ、ソチラの準備、お願いシマス。
あと、ウイルスの色、ブルーでイイです。じゃあネ。」
ドラえもん 「じゃ、のび太君、遥か向こうの『本物ののび太君』が、コレから『クシャミ』 しますカラ、チャンと見ててネ。アッ、『本物ののび太君』、疑似コロナにかかって て、『クシャミ』の『飛沫』には、『コロナ新型ウィルス』が潜んで居るカラ気を付 けテネ。じゃ、行きます!」
のび太 「チ、チョット待って!ドラえもん、僕達コロナ新型ウィルスにかかっチャッウの?
イヤだよ、怖いよ。」
ドラえもん 「大丈夫!コレはバーチャル、嘘っ子の世界ダヨ。『ウイルス』も『疑似コロナ 新型ウィルス』って言ったデショ?それとネ、『飛沫』は見えナイから、白く光るよ うにシタからネ。良く見ててネ。じゃクシャミ、行きます!」
本物ののび太、タイミングを合わせたかノ様にクシャミをする。
のび太の鼻と口の穴から勢い良く、白く光る煙が広がって行く。
その光る煙は、アバターのノビ太とドラえもんの遥か上空に達しつつ有った。
のび太 「コレッ!何!?綺麗ダネーッ、ドラえもん!白いオーロラだよ。
ゆっくり動いてるョ。ヤッパ、ドラえもんはスゴいヨ!」
ドラえもん 「エヘヘ、のび太君が嬉しいと、僕も嬉しいヨ。ジャあの飛沫の白いオーロラま で、コレから瞬間移動するカラ、のび太君、絨毯に戻ろう。」
のび太とドラえもんが絨毯の場所に戻ると、様子が変わっていた。
一つは、絨毯が空中、50cmばかり浮いていた事。
もう一つは、その絨毯が、透明な球体のカバーに守られていた事であった。
のび太 「何、コレ。スゴいネ、ドラえもん!いかにも探検って気分にナルよネェ。」
ドラえもん 「のび太君、僕達、今、探検中です。さぁ、早く乗った乗った!」
のび太とドラえもんが絨毯に座ると、透明な球体の丸い入り口が独りでに閉じた。
のび太 「ネェ、ドラえもん、コレ、本当に透明ダネーッ!言われナキャ分かんナイね!
何で出来てるノ?」
ドラえもん 「ソレは、僕にも分かりマセン。ただネ、物凄く強くて、何が有っても大丈夫! 特に、中に居る僕達は、どんなショックも受けない様に成ってるカラ安心ダヨ。
何しろ、コレから行くのは、コロナ新型ウィルスの『現場』の世界でショ。
ジェットコースターがブランコに成っチャウ程の世界だから、ビックリしちゃ駄目だ よ。」
のび太 「脅かさナイでよ、ドラえもん。ケド、いつまでも怖がってチャ、しずかチャンに笑わ れチャウから、僕、頑張って見るヨ!」
ドラえもん 「(オヤまぁ、しずかチャン効果、もう出てるンダ。まぁ、イイや。)
僕も一緒だから、安心ダヨ。
ジャ、のび太君、本当に行くヨ!出っ発ーっ!」
intermissionインターミッション
」