「君の名は。」 滝君は、天才バカボンのパパなのか?
(ネタバレどころか、バーレバレデス。映画を御覧になっていない方は、絶対に、読んではイケマセン!以上、危険情報のお知らせデシタ。)
傑作漫画「天才バカボン」の「パパ」の名セリフがコレです。
「忘れようとしても、決して思い出せないノダッ!コレで良いノダ!」
良くありませんッ!
こんな事が許されるのは、「バカボンのパパ」だけです。
しかし、本作の滝クーンは、まさに、「バカボンのパパ」 状態です。
次の2点で。
1番目。
彗星落下という、人類史上の大事件を、滝クーンが、スッキリサッパリ忘れチマッタ点 。(サジだらけなんで、スルーです。尚、サジは、投げるヨリも、置いた方が、ヨロシイヨウデ。当たると、結構、イテェーですヨ。)
2番目。
これ、ほとんど、ご指摘が無く、不思議でなりません。
これを、ズボリ、いやズバリ、あるいはネチネチと、指摘するのもナンですので、ここは 時代を越え、大岡様、いや遠山の金さんに出張って頂き、吟味といたしましょう……….。
速くも、時空は変わって、O町奉行所のお白州。敷かれたゴザに???状態で神妙にポケッと座っている、本作主人公、滝くーん。
(そして、後方に控えている謎の何者か………..。)
遠山の金さん、早くも登場。
(奉行) 「エーッ私が奉行の金さんです。エリートの大岡君と違って、ザックバランですから、大丈夫ですよ。滝くーんは、御神体の祠の前で、口噛み酒を飲んでヒックリ返った瞬間に、当奉行所特殊チームが身体確保、時空を瞬間移動させて、現在、ココに在りマス。ネッ!
エーッ、吟味が終わり次第、ヒックリ返った「瞬間」に戻しマスので、心配しないように。
勿論、ここでの記憶は、全て消去しマスから。
何ったって、このお白州は、君の映画なんて目ジャない位、何でもアリですからネェー。
さて、滝くーん。ここ迄の説明で、何かご不明、お分かりにならナイ点はゴザイますか?」
(滝) 「ハイ。お奉行様は、韓国の方ですか?」
(奉行) 「早速のご質問、有り難う御座います。お答えします。それでは遠山の「キム」さんにナッチャイますネ。違いマス。私は「きん」さんです。正しくは、遠山サエモンのジョウです。ジョウと言っても、特上、上、中、並の、上ではありません。(左右衛門之尉と書きます。)サエモンの並、とか、サエモンの特上は、頼まれてもアリませんョ。念の為。良いですか。それでは、吟味を始めマス!」
[奉行、改まって]
(奉行) 「OO滝、平成O年O月O日生まれ、OO高校2年、東京都O区O町O番在住。アナタは、ここ数週間、OO県O市糸守町OO在住の、OO高校2年、OO三葉と、睡りを契機として、その身体が相互に入れ替わり、当初は夢か?と思われたが、その後、諸点より、現実に身体が入れ替わっているのだと、確信するに至った。
しかし、その入れ替わりには、何と、3年の時間のズレが生じていた、と判明。アナタが入れ替わった本件三葉は、アナタの暮らす、平成28年ではなく、遡る3年前、かの彗星落下直前の平成25年O月に暮らす本件三葉であった。
以上、相違ナイですか?」
(滝) 「その通りです。」
(奉行) 「それでは尋ねます。アナタが右手首に二重巻にしている、ミサンガの様な紅いテープ状の物は、奉行には絹の組み紐の様に見えますが、それは何に使うのですか?」
(滝) 「これは、御守り替わりに、付けているものです。」
(奉行) 「滝くーん、アナタはその紅い組み紐を、通学時にも、バイト時にも、つまりは、ほとんど肌身離さず、着用している。ツマリは大事な物に、違いない。ソレは、どこで入手したのですか?何時からソレをしているのですか?」
(滝) 「これは、人からもらったような…….? 何時と言われても、結構、以前から………..?」
(奉行) 「何!それほど大事にしている物を、オヌシは余り覚えていない、というより、ほとんど思い出せない、と申すカ!」
(側役人) 「 (アッ、お奉行様の言葉使いが、時代劇風に変わった!皆さん、これからお奉行様が話す場面は、この映画をご覧になった、極めて少数派の小学生の良い子達も、全てお判りの事ナンですが、本題は、その後デスので、判り切っていても、しばし、ご容赦下さいネ。) 」
(奉行) 「エーッ、当奉行所の調べには、こうありマス。
時は今から3年前、それも彗星落下の大事件の1日前、当時中2の滝くーんは、学校を終えて、帰宅途中の混み合う電車の中で、勉強の暗記物をしていた所、アニメのヒロインが出来そうな美少女が、突然、滝くーんの隣りに迫って、名前を呼ばれた。と、ありマス。
その場面を、奉行が再現してみマス。
エーッ、オホン(…….少女の声で…….)
「滝……….君………。滝……君………..。私の事……、覚えて……..イナイ…….?」
ここで、滝ョ!オヌシのその時の態度は何ジャ!!!! 「何ダ、変な女?」ダトッ!! モッタイナイ!アリガタイ!ナサケナイ!。オヌシはアホか!バカか!マヌケか!ニホンノダンシか!テメェ!バカヤロ!コノヤロ!チキショー!ゼッタイニ、ユルセネェー!アホ!!バカ!マヌケ!!○△×※◎#×………..!!!!」
(側役人) 「お奉行様、全部カタカナにナッチャッテマスヨ!アッ!ウツッタ! コラッ!お奉行!お気を確かに!リセット!オン!」
奉行、我に帰り、深々と礼。
(奉行) 「皆様には、多大なご迷惑とご心配をお掛けして、又、大変お見苦しい所を……….しかし、…….ヤッパリ、テメェ!カンベンナラネェーゾ!!」
(側役人) 「リセット、オン!」
(奉行) 「ハッ!失礼致しました。吟味を続けます。 その美少女は、オヌシのつれナイ態度に、あきらめて「滝…….君…….」から離れ、電車を降りる。
その間際、オヌシもやっと我に帰り(奉行と一緒ジャノー)その少女を呼び止めておる。
そして、このセリフジャ!この映画のタイトルじゃナ。
「君の名前は!!」
すると美少女はその瞬間、覚悟を決めた様に、髪を結んでいた紅い組み紐を振りほどいて、オヌシに投げかけ同時に、精一杯の声で答える。
「私の!名前は!ミツハ!!」
滝くーん、オヌシと三葉が紅い糸で結ばれた瞬間ジャ。
そして、滝ョ!オヌシが今、その右手首に大事にグルリと巻いている、紅い組み紐の出所こそ、この場面で美少女に渡された物であり、その少女こそ、本件三葉に相違ナイ!!明々白々ジャー!!
(奉行が控えの役人に小声で尋ねる。)
(念の為に聞くネ。この時の紅い組み紐と、滝くーんが今してるのと、DNA鑑定は一致しているの?エッ?DNAジャありません?ソーナノ?何?良く聞こえない。組み紐の編み方、色目は、完全に一致しているの?YESorNO? YESネッ!OK,OK!)
[良い子の皆さん、お待たせしました。本題の始まり!]
(奉行) 「さて、問題は、ここからジャ!のう、滝ョ!今から数週間前、最初にオヌシと本件三葉の、身体入れ替わりが生じた際、オヌシはノートにこう書きなぐってオルナ。
「お前は誰ダーッ!!」と。間違いあるマイナ!」
(滝) 「間違いありません。」
(奉行) 「ハイッ!それでは、判決を下します!速いデショ。即決!何でもアリ!」
[奉行、改まって……….]
「主文。「それはネェーダローヨ!!!!」
以下、判決理由を述べます。
判決理由 その1。 顔
入れ替わりの初日、オヌシは、少女になった己の姿を確かめようと、鏡を見たな! その時、鏡に映った本件三葉の顔を、オヌシは100%スッキリ、サッパリ忘れていたトデモ申すカッ!オヌシが右手首に大事に巻いている、紅い組み紐の渡し主である、本件三葉の顔を!! それが許されるのは、世の中広しと言えども「天才バカボンのパパ」だけジャー!!
判決理由 その2。 名前
入れ替わりの初日、オヌシは、入れ替わった少女の名前で、何十回となく呼ばれておるハズジャ!
即ち、三葉(ミツハ!)、三葉(ミツハ!),三葉(ミツハ!),三葉(ミツハ!),三葉(ミツハ!),………..(アー、クタビレタ)…….とナッ!
のう滝くーんョ。3年前に、オヌシ自ら少女に聞いたのでアロウ、「君の名前は?!!」と。
そして少女は何と答えた?「個人情報は教えタカアリマセーン!」とでも申したか?
少女はハッキリ、精一杯の声で答えたでアロウ「名前は!ミツハ!!!」と。
オヌシの頭の中で、「ミ・ツ・ハ・」の名前は、100%アッサリ,スッパリ、どこに消えたと言うのジャー!!
「ピーン,ポーン,パーン……….O町奉行所からのお知らせです。滝くーんの頭の記憶の中で、「ミ・ツ・ハ・」の名前の行方が、判りません。「ミツ」は、一ニ三の「三」、「ハ」は、若葉の「葉」。お心当たりの方は、お近くの番所、又は奉行所まで、お知らせ下さい………..。」テナ事はセンゾ!アホタレが!バカボンのパパなのか、オヌシは!
判決理由 その3 運命の紅い組み紐
滝くーんは、運命的な出逢いをした、本件三葉の顔も名前も、100%想い出せないと申すのダナッ!
「だって3年も前の事だから、無理ーっ。」とでも申スカ!アー,ソーカイ。
しかしダナッ!オヌシが今、右手首に大事に巻いている、紅い組み紐をヨモヤ忘れた、トハ言ワセネーゾ!
(側役人) 「 (段々、言葉使いが乱暴にナッテ、カタカナが増えて来た。何ダカ、ヤバソウ。アッ!又ウツッタ!) 」
その出所こそ、本件三葉の髪止めの、紅い組み紐でアル事、当奉行所の調べで明白でアル。
彗星落下の前日、帰宅途中の電車の中で、本件三葉から紅い組み紐を手渡された事スラ、オヌシが、スッキリ,サッパリ忘れチマッタと仮に認めようジャネーカ。
それでもナァ、滝ョ、オヌシが本件三葉と入れ替わっていた、ここ数週間の間、オヌシの今、右手首に大事に巻きつけてアル、紅い組み紐と同一の物を、本件三葉がトレードマークとして、髪止めに使っている事に、全く気付かずに過ごせたとデモ申すノダナッ!
マッコト、相違ナイナッ!!
滝くーんョ、答えんノカ。
ここで、判決主文の再登場デス。「それは、ネェーダローヨ!!!」
ソーマデ、シラを切るナラ、奉行が「これなら、ソーダローヨ!!」の場面を示して進ぜよう。
エーッ、オッホン。
場面 A
入れ替わりの初日、本件三葉の身体になった滝くーんは、訳が解らす゛夢かと思っている。
それでも何とか制服に着替え、渋々、学校に行こうと、玄関に向かう。髪はバッサバサ。
その後から、見送りに来た祖母の一葉が、声を掛ける。
(一葉) 「チョイマチ!何だい、その髪は!ドーシタン、アンタ!いい若い娘が、そんな髪で表に出るモンじゃ無いョ。(妹の)四葉!いつもの姉ヤンの髪止めを取っといて゛。」
ランドセル姿の四葉は、玄関先で、もう靴を片足履いている。
(四葉) 「いやダー、学校遅れルー。」
(一葉) 「私シャ、コン娘の髪とかしとるケン、早ョ、持って来!」
[ 方言、メチャクチャです。]
四葉、仕方なく、ランドセルを背負ったまま、2階へ向かう。
一葉、三葉の髪をとかしながら、
(一葉) 「お前ン髪は、母さんの二葉に似て、猫っ毛のクセっ毛ヤキ、ソンデン、マッコト綺麗な黒髪や……..、大事にせにゃあイカン。」
四葉が、階段をドタバタ駆け下りて来る。手には三葉の紅い組み紐。一葉に渡そうとする。
(四葉) 「 ホイ、バッチャン!」
(一葉) 「私シャ手が一杯サケ、四葉、アンタが渡してヤリ。」
四葉は、玄関先に降りて、乱暴に靴を履くと、座っている三葉の前に立つ。
(四葉) 「ホイ!バカ姉 (バカネエ)!コレッ!」
眼前にコレ見よガシに差し出された、紅い組み紐を見て、滝 (三葉)が言葉を失う。
(四葉) 「ホレ!バカ姉、何シトル!取らんカッ!」
(滝 [三葉] ) 「コレ ……….. 俺の ………..(組み紐 ……..) …….!」
(四葉) 「何が俺のジャ! アタリ前!ア・ン・タ・ン・ジャ!!」
滝 (三葉)、無理やり掴まされた、紅い組み紐を握ったまま、反応がない。
(四葉) 「ンモーッ!先行くデッ!遅刻や!」
四葉、玄関の戸を開けっ放して、走り去る。 足音が遠のく…。
(一葉) 「コレッ、チャンと閉めていかんカイ……….。」
一葉の声が滝 (三葉) からフーッと、遠のいて行く ………. 同時に滝 (三葉)の視界の全てが、白く霞んでゆく。
フラッシュバック 。
白い霞の向こうに、開いた電車の扉が現れる。
その向こうに、何かを話しかけている少女 …… 髪を紅い組み紐で結んでいる。
顔はボヤケて解らないが、口だけが動いている。
声は、届かない。
無音の世界 ……………..。
フリーズしている滝 (三葉)に、一葉が気付いて、声を掛ける。
(一葉)「ドーシたんネ、三葉 (ミ・ツ・ハ・)!何かアッタンカ?」
滝 (三葉)、一瞬、我に帰る。
一葉の言葉が刺さる。
(滝)「 (ミ・ツ・ハ・……………? 俺の名前 …………….? ……….!! )
次の瞬間、再び視界が白く霞んでゆく。
今度は、すぐ目の前に、独りで立っている少女。
顔形はクリアだ。
何も無い白い世界で、三葉が2人、向かい合って、立っている。
(滝 [三葉 ] )「 …………….鏡を見テイルノカ? …………!イヤ、違ウ…………?
今のオレは ………….、君ハ …………3年前ノ ………..アノ時ノ ………. 君カ ……….? 」
少女は、決心したように、髪を結んでいた紅い組み紐を解くと、もう一人の三葉(滝)、の右手首に結び付ける。美しい蝶の結び。
その右手にソッと、両手を添える。
そして、名前を呼ぶ。
「 ……….. 滝 ………..君 。」
瞬間、もう一人の三葉 (滝) の身体が、滝 本人に戻っている。
何も無い白い世界。
向き合って立っている滝と少女。
少女が滝に語りかける。
声が、ハッキリ聞こえる。
「私の名前は ………..ミ・ツ・ハ・………..!!! 」
(滝)「 (……….ソウダッタノカ!! ) 」
全てを悟る、滝くーん。
(滝)「 (オレは、3年前に逢いに来てくれた、アノ三葉になってる夢を見ているのか ……….!! ) 」
途端、我に帰る、滝くーん。
右手首には、紅い組み紐を結んでくれた、三葉の指の温もりが残っている。
まだ焦点が定まっていない、滝くーん ( 三葉 ) の様子に、一葉が気付く。
(一葉)「三葉、本当にドーシタン?しっかりセント ……….!」
一葉が髪から視線を落とすと、三葉 ( 滝 ) の手首に紅い組み紐が、蝶の形に結び付いているのに気付く。
(一葉 )「オヤ?、お前、ソレ独りで結んダンカ?………..」
(滝 [ 三葉 ] )「 ………..オバアサン ……….」
滝( 三葉 ) が、一葉に顔を向ける。
(一葉) 「何カネ、三葉。ウン?……….お前 ……….今、夢見とったナ ………..? 」
次の瞬間、ハッ!となる一葉。
(一葉)「三葉 …………アンタは ………….誰ジャ ……….?…..!! 」
以上、全巻の終わりジャー。ドウジャ!「これなら、ソーダローヨ!」にナルダローョ!
場面BもCもDもあるが、チョイとクタビレタので省略ジャ。
のう、滝くーんョ!
コレでも知らぬ存ぜぬを通すのなら、オイラはいざ知ず、背中の桜吹雪のイレズミが、黙ッチャイネーゼ!!
ドーデー!滝くーんョー!覚悟を決めて、答えヤガレ!」
(滝)「ハイッ!お奉行様は、暴力団関係の方デスカ?
お奉行様の背中のイレズミは、シャベルのデスカ?」
(奉行)「早速のご質問、有り難うゴザイマス。それでは、お答えシマス。エーッ、奉行の時代のイレズミは、一般に、消防署員、ジャナクテ、火消しの兄さん達デスネ。 又、鳶(トビ) 職のお兄さん達も ………..テユーカ、待テ、シバシ待タレヨ!コレ、変デショ! 何で奉行が答えニャいかんノダ!聞いテルのは、奉行の方デショーガ!!
第一、何ダ、滝、オヌシの質問は!
背中の桜吹雪のイレズミはシャベルのか?ダト?
エーッ。それが結構シャベルんです。オハコは桜つながりで落語の「長屋の花見」で、2番目が「愛宕山」………..テユーカ、ソンナ、ワケ、ネーダロー!!
黙って聞イテリャ、イーキにナリヤガッテ。
自慢ジャネーガ、オイラハ、奉行所始マッテ以来の切れ者の評判が、まかり通ってイルンダゼー!コーナッタラ、ブチ切レルシカ、ネーナ!
ヤイ!滝!コノヤロー!テメェー …………….テカ………..アレッ?……….少々お待ち下さい ……….。
評判の「切れ者」って、コッチの「 (ブチ) 切れ者」ナノ?「 超頭イイなーの、切れ者」の方ジャナイノ?
エッ?「ソッチは大岡様の方?」ソウナノ?本当?本当に本当?知ラナカッターッ………..!!
無念の極みジャー!! エーイッ!コーナリャドーデモイーヤ!!」
(側役人)「 (ヤバイ!お奉行様、タブーに気付いた。確実にコワレル。オッ!お奉行様の瞳が、怒りに満ちている。こう成ったら、もう誰にも止められない。お奉行様第3形態ダ!
コノママで良イノカ?イヤ、ヨクナイ。デハ、ドウスレバ……….アッ、又ウツッタ!) 」
摩訶不思議な緊張感に支配されようとする、お白州。
ソコに突如響く、何ともシマリの無い一声。
「おっ…おぶぎょうさま…‥。おぶぎょうさまー!!」
(奉行)「ンッ?誰ジャ、拙者ヲ呼ぶのは?ソレも、ひらがなデ!エーッ? エーと、どなたデスカ?」
(謎の男)「アッ、アイ。」
(側役人)「(オッ!お奉行様の瞳から、怒りの色が消えた!何という慈しみの「アイ」ジャー!! 助かったー!!)
お奉行様に申し上げます。かの者は、この次に大岡様のお裁きとなる、「大工調べ」の訴え人、OO町に住まいます、大工の「与太朗」めに、ゴザイマス。」
風雲急を告げる、O町奉行所、お白州。
突如、現れた、落語の名キャラ「与太朗」
この与太に「金さん」ボッコボコにされ、与太与太、いや、ヨタヨタと成る、お馴染み(な訳無いデスカ)「金さんvs.与太朗」の一席 、本日は、チョイと、クタビレマシタので、此処までと致します。
続くーッ!! 有り難うゴザイました。有り難うゴザイました。